「DOWELL Magazine」の7つのカテゴリのうちのひとつ「Ethical on omotesando」は、東京・表参道を中心に、社会的価値や環境価値の高い取り組みを紹介するカテゴリです。今回は、日本のみならずアメリカなど世界中で愛されるカジュアル・ウェアブランド「45R(フォーティファイブ・アール)」と、その旗艦店である「Badou-R(バドウ・アール)」をご紹介します。(記者・ヒカリ)

「DOWELL Magazine」の7つのカテゴリのうちのひとつ「Ethical on omotesando」は、東京・表参道を中心に、社会的価値や環境価値の高い取り組みを紹介するカテゴリです。今回は、日本のみならずアメリカなど世界中で愛されるカジュアル・ウェアブランド「45R(フォーティファイブ・アール)」と、その旗艦店である「Badou-R(バドウ・アール)」をご紹介します。(記者・ヒカリ)
1978年に設立された「45R」は、「100年先も受け継がれる服づくり」を掲げ、自然本来の持ち味を生かした高品質な素材や、藍・インディゴ染等によるテキスタイル、そして国内での縫製や加工にこだわった日本発のファッションブランド。南青山の本店をはじめ、国内42店舗、さらにニューヨークやパリなど海外17店舗を展開しています。
「気持ちのよい服を喜んで着ていただきたい」との想いでつくられた、着心地のよさと丈夫さを追求したカジュアル・ウェアは、国内外で多くの人々から愛されています。
「45R」の代名詞ともいえるのが、1991年にはじめたオリジナル生地のデニム。
その当時デニムは、一定の規格に沿って大規模な工場でつくられる「大量生産品」というイメージを持たれていました。そのような状況で、小さなブランドが糸、織、色まで全てオリジナルにこだわって少量生産に取り組み、「大量生産品」のイメージを覆すことは、大きな挑戦だったそうです。
また「藍染」を初めてデニムに施したのも「45R」でした。2000年に海外第1号店をニューヨークに構えた際にお披露目をした藍染のデニムは、デニムの本場アメリカでも「プレミアムジーンズ」として高い評価を受けたと言われています。
そしてそれ以来、藍・インディゴは「45R」ブランドのソウルカラーとなっています。
経年変化の美しさが特徴の藍・インディゴシリーズは、染料を使用しているがゆえに、洗濯やお手入れに多少の手間暇がかかるもの。しかし、大切にお手入れを繰り返し、着るほどに「自分だけの色」に変化していくさまが楽しめるのもまた、何物にも変えがたい藍・インディゴの魅力です。
「45R」には、縁あって出会った服を長く楽しむための、アフターサービス等を利用できる独自の会員制度があります。それが「45fuku club(ヨイフククラブ)」です。
いくつかあるサービスの中でもユニークなのが、長年デニムを追究してきた「45R」ならではの加工サービス「再びJEANS」。履き古したジーンズやタンスの中に眠っているジーンズを、染め直しや加工を施すことでより自分好みの風合いに仕上げ、蘇らせるサービスです。
加工内容は、デニムに精通した店舗スタッフと相談の上、様々なリクエストが可能。加工前と加工後で、驚くほど表情が変わったジーンズを楽しむことができるでしょう。
左が加工前、右が加工後
2019年5月には、旗艦店である「Badou-R 本店」が南青山7丁目から高樹町通りに移転、リニューアルオープンしました。その佇まいは、ブティックというより、まるでモダンにアレンジされた老舗旅館のよう。一歩店内に足を踏み入れれば、都会の喧騒を忘れ、心ゆくまでブランドの世界観を楽しむことができるでしょう。
「Badou-R 本店」では、様々な「45R」の製品を手に取ることができるのはもちろん、素材や形、付属パーツ、加工方法を選んで、デニムのセミオーダーも可能。世界で一着、自分だけのオリジナルデニムをつくることができます。お気に入りの一着を求め、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
Badou-R 本店 インフォメーション
所在地 :東京都港区南青山 6-5-36 キングホームズ青山1F
電話 :03-5778-0045
営業時間:11時00分〜19時00分
定休日 :火曜日
ウェブサイト:https://45r.jp/jp/
いいことをして、この世界をよくしていこう。~ DOWELL(ドゥーウェル)~
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