FANTASTICSで叶えたい未来
DOWELL編集部: FANTASTICS が歌うCBC創立70周年イメージソング『Winding Road ~未来へ~』には、どのようなメッセージが込められているのでしょうか?
佐藤さん: “未来にワクワクを”がテーマです。「これからの人生、時代、社会にも多くの困難があるかもしれないが自分の信念の元にこれからを歩いて行こう。幸せな人生、いい時代と社会、平和な世界を私たちは目指していくんだ」というメッセージがこの楽曲には込められているんです。
不安があるかも知れないけれど自分で切り開いた未来ならワクワクできる――そういう人たちをこの曲で応援したいです。CBCさんでたくさん流れていますから、FANTASTICSを知ってもらうきっかけにしてもらえれば嬉しいです。
DOWELL編集部: チャレンジする人を応援するFANTASTICSの未来のビジョンを教えてください。
佐藤さん: LDH(※注)の中で存在感を出していきたいです。属しているグループは数多くて、正直パフォーマンスなどが若干被って見えてしまうこともあると思います。そうした中でFANTASTICSは比較的コミカルというか個性的。初めてのホールツアーでは、半分ライブで半分お芝居という構成にチャレンジさせていただきました。こうした試みなどで、EXILE TRIBEの縦軸を伸ばしていくより、横軸を伸ばしていくことに貢献していきたいです。
(※注)株式会社LDH JAPAN(エルディーエイチ ジャパン)。EXILEはじめ関連グループを擁するエンターテインメント企業。
そして海外進出はぜひやりたいです。デビュー前に武者修行で日本各地のショッピングモールなどでフリーライブをしていたのですが、台湾でも同様の機会がありました。5分ぐらいという短い時間だったんですが、想像した5倍以上のお客様が集まってくれたんです。デビュー前に関わらず、大きな可能性を感じました。
その後メンバー全員で中国語を習う機会があって、そこで教わったことを忘れないように、中国最大級のSNS『Weibo(微博・ウェイボー)』で当初は2日に1回。今ではほぼ毎日発信していて、いつ現地に行ってもパフォーマンスができる環境を整えています。
DOWELL編集部: 海外のエンターテインメントの魅力を教えてください。
佐藤さん: 特にアジアですが、演出や照明そして何といっても、ネット環境やバーチャルの世界が格段に発達していて、エンターテインメントの質が高いです。スピード感もあり、日本では5年後に実現かなと思われていることが、すでに実現しています。日本も負けていられないというライバル意識もあって、挑戦したいです。
そしてもちろん、日本ならではの魅力もあります。まずはファンの方々の温かみ、そして「おもてなし」の心。演じる側には常に観客に寄り添う意識があります。ライブの構成もK-POPはかっこいいけど、LDHのグループはより観客の近くにいくなど親近感を意識しています。ライブの時間もシンプルに日本の方が長いんです。同じ料金をいただいてもできるだけ満足してもらいたいという気持ちが強くて、そこは絶対に負けていません。
こうした「おもてなし」の心を大切にして、他の部分では海外にキャッチアップしていきたいですね。