『FANTASTICS from EXILE TRIBE』の佐藤大樹(さとう・たいき)さんと堀夏喜(ほり・なつき)さんがレポーターをつとめる『DOWELL magazine』の企業訪問コーナー。こちらとコラボレーションしているテレビ番組が、CBCテレビ『チャント!』内の『ワクワク!カンパニー~Do well by doing good!~』です。佐藤さんと堀さんは、もちろんこの番組でもレポーターとして大活躍中! そこで今回は、年初にあたり、半年間活動してきた振り返りや、いろいろな会社を訪問した感想などを2人に自由に話してもらいました。前編の対談に続き、後編では『DOWELL magazine』でのレポートを振り返っていただきます。
深い話を聞くことができた『DOWELL magazine』の“ACTION”コーナー
堀さん: 『DOWELLmagazine』 のレポーターも、ずいぶん勉強になった。僕の最初の記事は『日本ガイシ』さん。本社が愛知県にあって、僕も愛知出身なので馴染みのある会社ですが、まず碍子(がいし)って何? というところから始まりました。街中の電線についていて、これがないと電気が効率よく供給されないと聞いて驚きました。
そして最も印象的だったのは、100年前から社会を良くする活動を続けていたことです。働けば働くほど環境保護などに貢献できるということは素晴らしいと思いました。人間が便利な生活を送るようになると、どうしても環境は悪くなるというイメージを持っていましたが、そうではなくて便利さと環境改善は両立するということが分かって、希望を持てたのがうれしかったです。
その次の『UCCホールディングス』さんでは、コーヒーをより好きになるきっかけをもらえました。しかも、中平さんというコーヒー業界トップの方に手ほどきしていただけたことは、本当にラッキーだったと思います。
そして美味しいコーヒーを作るのと並行して、生産している農家さんがちゃんと生活していけるかというところまで考えてやっていることです。わざわざ生産方法をレクチャーしに現地を何度も訪問していたりと、レベルが自分の想像をはるかに超えていました。
佐藤さん: 僕は『UNIQLO』さんが初めての記事でしたが、すごいなと思ったのは、ユーザーから、着られなくなったUNIQLOやGUの洋服を集めて難民に贈るというプロジェクト。自分たちの店舗を使って、自分たちの手で現地に届けるといった詳細を聞けば聞くほど、これはUNIQLOさんのような世界的な規模の企業でなければできないなと思いました。地球や人々のために役立ちたいという強い意志が感じられます。
少し話はそれるけど、取材の時に実際にやってみて感動した『StyleHint』(着こなし検索アプリ)が、昨年11月にE-girlsとコラボレーションしていましたね。実は僕の方が先だったのになあ(笑)。
次に、本当にびっくりしたことが『コメダ』さん。大豆ミートのハンバーガーを試食したんだけど、教えてもらうまで完全に肉だと思い込んでいた。でも肉の代替品じゃなくちゃんと美味しい。こうしたフードを食べて、社会を良くすることに貢献できるなんて素晴らしいなあと感じましたね。
堀さん: 自分が応援アンバサダーを務めている『三遠ネオフェニックス』さんは、寺園キャプテンと太田選手を取材できて、いい経験をさせてもらいました。お2人とも決して饒舌ではないけれど「たとえ小さいことでもやれることをやって地元に貢献したい」という飾らない気持ちが伝わってきて、とても温かな気持ちになれました。
あと、記事そのものは2月号で公開されるので、あまり具体的なことは話せませんが、和歌山の牧歌的な場所で米油を製造しているのが『築野食品』さん。普通は捨ててしまうような米ぬかから油を取ったり、僕も大好きなお米を、まったくムダなく使っているんです。その取り組みが実は世界から注目されていて……、と、この続きは来月号のお楽しみに!
佐藤さん: 今月号で同時公開されているのが、『DOWELL magazine』と一緒に「Do well by doing good.活動」を提唱している『imperfect』さん。話には聞いていて、前から気になっていた投票システムを実際に見ることができて感激! スケルトンな集計ボックスがとても公正感がありました。
お店の外観や内観、それにチョコレートやコーヒー、ナッツのパッケージなどがとてもオシャレ。SNS映えするので、僕たちや若い世代にはたまらないですね。
良いことをしたくなる記事がたくさん!
佐藤さん: 『DOWELL magazine』には、僕たちのレポート以外にも、サステナブルや社会を良くするための活動に関わる記事がたくさんアップされています。読むと「Do well by doing good.」って思わずポーズしたくなるような! LDHの先輩のMIYAVIさんも出ているし、とても顔ぶれが多彩です。
堀さん: マラソンの高橋尚子さんやガンバ大阪の宮本監督も。三遠ネオフェニックスでも感じたけど、アスリートが持つ発信力ってすごいと思います。
佐藤さん: さっき話した、『imperfect』さんの投票システムの詳細が分かる記事もある。店舗が表参道にあることもあってか、このエリアでサステナブルに取り組んでいるお店などもたくさん取り上げられていますね。
個人的に惹かれたのは、『IKEUCHI ORGANIC TOKYO STORE』さんのオーガニックコットンを用したタオル。原材料もそうですが、風力発電の電力で織っているそうです。行ってみたいですし、ぜひ買ってみたいと思いました。
堀さん: 気になったのは、フレンチの『LATURE』さんのジビエ料理。とても美味しそうでした!
僕はファッションが好きだから、『VOGUE』さんとのコラボレーションや、マリエさんがデザイナーとして手がけているブランドの記事が興味深かった。サステナブルな素材を活用している『CASA FLINE』さんのレポートもとても勉強になりました。
佐藤さん: ケニアのバラを扱っている花屋さん『AFRIKA ROSE』とかインターナショナルな話も多かったです。
堀さん: 海外の話でいうと、ブラジルの『イパネマ農園』さん。コーヒー農園の面積が山手線の内側ほどあると知って、そのスケール感にびっくりしました。
佐藤さん: どの記事も文章はもちろん写真が素敵ですね。デザインもスタイリッシュで読みやすいので、若い世代に受けそうです。今年は自分たちの記事以外にもしっかり目を通して、情報を発信していきたいですね。
知ることの大切さを学んだ半年間
堀さん: 「Do well by doing good.」活動に携わって半年くらい経ちますが、アーティストを目指していた自分は就職活動をしたことがないですし、サステナブルについて勉強する機会もありませんでした。そんな僕が社会に良い取り組みをしている会社を訪問して、いろいろなことを学び、世の中に紹介していくということは、貴重な機会に恵まれたと思います。
このプロジェクトに参加して、「この言葉、知ってる!」ということも増えてきました、最近は街を歩いていたり、テレビを観ているときでも、サステナブルに関するワードがいろいろなところに散りばめられていることに気づいて、世界は真剣に環境や社会の問題を解決しようとしているんだなと実感しています。
佐藤さん: はじめのころは戸惑いもありましたが、慣れてくると臨み方も変わってきました。最初はがちがちに台本を覚えて、担当者の方を困らせるぐらいに質問攻めにしようと2人で作戦会議もしていました(笑)。
でも途中から、『DOWELL magazine』の読者や番組の視聴者の中には“サステナビリティ”というワードすら知らない人が少なくないから、その人たちと同じ目線に立って取材に参加した方が、新鮮なリアクションもできるということに気がつきました。取材しに行こうではなくて、教えてもらいに行こうとシフトチェンジしたことは良い結果につながっているんじゃないかなと思います。
堀さん: そう、いつしか現場で「そもそも、これはどういうことなんですか?」的な質問が増えた。すると自然な流れで会話も弾みましたし、観ている人たちにも理解しやすく、伝えられたのではないかと思う。知らないことは恥ずかしいことではないから、虚勢をはらずに素直に聞いて、知ることが何より大切ですね。
佐藤さん: 取材させていただいた会社の方からお礼の連絡が来たり、『DOWELL magazine』の記事をその会社の社員の方が率先してシェアしてくれているという話を聞くと嬉しいです。なっちゃんの周りではどんな反響があった?
堀さん: まず、内輪の話ですが、FANTASTICSのメンバーが「扱っているテーマは難しそうだけど、2人とも楽しそうにやっているね」と言ってくれましたね。そして親が愛知県にいるからいつも番組を観ていて、「サステナブルな取り組みに参加していてすごいな」と言われました(笑)。少し照れくさかったけど、励みになりました。
佐藤さん: 確かに、ファンの方から「観てますよ~」と言ってもらえる機会が増えましたね。「テレビで大樹くんとなっちゃんが取材しているのを観ていたから、授業中にSDGsっていう言葉が出たとき、2人の顔が浮かびました」とか、「この2人が取り組んでいることなら、私もがんばって勉強してみようかなと思います」というコメントも来ているんです。
堀さん: 僕たちがやってきた意味があるって実感できる話ですね。とてもモチベーションが上がります。次もがんばろうという気持ちになりますね。
佐藤さん: 同じく。さらにパワーアップして、今年もがんばろう!
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※当面、全ての営業時間を20:00までに短縮して営業
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