堀さん: 「Do well by doing good.」活動に携わって半年くらい経ちますが、アーティストを目指していた自分は就職活動をしたことがないですし、サステナブルについて勉強する機会もありませんでした。そんな僕が社会に良い取り組みをしている会社を訪問して、いろいろなことを学び、世の中に紹介していくということは、貴重な機会に恵まれたと思います。
このプロジェクトに参加して、「この言葉、知ってる!」ということも増えてきました、最近は街を歩いていたり、テレビを観ているときでも、サステナブルに関するワードがいろいろなところに散りばめられていることに気づいて、世界は真剣に環境や社会の問題を解決しようとしているんだなと実感しています。
佐藤さん: はじめのころは戸惑いもありましたが、慣れてくると臨み方も変わってきました。最初はがちがちに台本を覚えて、担当者の方を困らせるぐらいに質問攻めにしようと2人で作戦会議もしていました(笑)。
でも途中から、『DOWELL magazine』の読者や番組の視聴者の中には“サステナビリティ”というワードすら知らない人が少なくないから、その人たちと同じ目線に立って取材に参加した方が、新鮮なリアクションもできるということに気がつきました。取材しに行こうではなくて、教えてもらいに行こうとシフトチェンジしたことは良い結果につながっているんじゃないかなと思います。
堀さん: そう、いつしか現場で「そもそも、これはどういうことなんですか?」的な質問が増えた。すると自然な流れで会話も弾みましたし、観ている人たちにも理解しやすく、伝えられたのではないかと思う。知らないことは恥ずかしいことではないから、虚勢をはらずに素直に聞いて、知ることが何より大切ですね。
佐藤さん: 取材させていただいた会社の方からお礼の連絡が来たり、『DOWELL magazine』の記事をその会社の社員の方が率先してシェアしてくれているという話を聞くと嬉しいです。なっちゃんの周りではどんな反響があった?
堀さん: まず、内輪の話ですが、FANTASTICSのメンバーが「扱っているテーマは難しそうだけど、2人とも楽しそうにやっているね」と言ってくれましたね。そして親が愛知県にいるからいつも番組を観ていて、「サステナブルな取り組みに参加していてすごいな」と言われました(笑)。少し照れくさかったけど、励みになりました。