DOWELL編集部: 素材面以外のサステナブルな点としては、どのようなことがあるのでしょうか。
三浦さん: 製革については、サステナブルな素材が作られていくプロセスも採用するにあたっての重要な判断基準となります。主に海外になりますが、その製作工程や労働環境でCSR監査(※注3)を実施して、その基準をクリアした工場などで生産された商品を取り扱っています。
ほかにも店舗で使用する什器は可能な限りリサイクルしたり、店内の造りにもできるだけ環境に負担がかからない素材を選ぶなどの配慮をしています。
DOWELL編集部: サステナブルというと、どうしても素材に目が行きがちですが、確かにお話のように、製造や生産過程も含めてトータルで考えないといけないことだと思います。労働環境という言葉が出たので、コロナ禍での働き方についても伺いたいのですがWOMEN’S CREATIVE STUDIOは昨年の1月スタートということもあり、いろいろと影響があったのではないでしょうか。
三浦さん: 新規事業で社内外のコミュニケーションが必須となる中、リモートでやらなければならない事態に陥りました。確かに厳しいことも多々ありますが、一方、私たち自身も含めて、世の中では家で過ごす時間やリモートワークなどが増えたことで健康への関心が高まり、その結果ライフスタイルを見直すきっかけにもなっていると思います。