Jリーグ・ガンバ大阪の中心選手として活躍し、日韓大会とドイツ大会の二度のワールドカップでは、キャプテンとして日本代表チームをけん引してきた宮本恒靖(みやもと・つねやす)さん。現在、ガンバ大阪の監督としてチームを率いながら、2013年から続けている、東欧のボスニア・ヘルツェゴビナでの『マリモスト』というスポーツアカデミーの活動にも携わっています。その目的は、子どもたちを対象としたサッカースクールの運営を通じて、紛争の爪痕が残る現地の民族対立を融和すること。ところでなぜ日本のサッカー選手だった宮本さんが、遠く離れた東欧の地でサッカースクールの運営に関わることになったのでしょうか、2016年10月の開校に至る経緯や現状、さらに“スポーツが持つ力”への想いについて話を聞きました。
(文責/DOWELL編集部・とがみ淳志)