FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹さん、堀夏喜さんが、「Do well by doing good. いいことをして世界と社会をよくしていこう!」という活動に取り組む企業や団体を訪問するこちらのコーナー。今回取材したのは、愛知県東三河地域と静岡県遠州地域をホームとするプロバスケットボールリーグ『B.LEAGUE』(Bリーグ)の『三遠(さんえん)ネオフェニックス』。ネオフェニックスは、バスケットボールだけでなく、地域に根差した社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。今回、2020-21年シーズンに、ネオフェニックスの応援アンバサダーを務めることとなった堀夏喜さんが、同じく今シーズンからキャプテンを務める寺園脩斗(てらぞの・しゅうと)選手と、日本代表でも活躍してきた太田敦也(おおた・あつや)選手、そして事業本部長の工藤雄(くどう・ゆう)さんに社会貢献への思いなどについてうかがいました。
スポーツチームが社会のためにできる活動とは?
堀さん: 今シーズンの三遠ネオフェニックスの応援アンバサダーに任命いただいて、ありがとうございます! シーズンもようやく開幕したので、これからは、みなさんを全力で応援していきます!
寺園さん: よろしくお願いします! ところで堀さん、すらっと背が高いし、バスケットボールの経験があるんですか?
堀さん:実はないんです。でも初心者の視点で、バスケットボールならではの疾走感や迫力を会場で体感できることをとても楽しみにしています。
太田さん: ぜひバスケットボールの魅力を、地元や全国に伝えてください。堀さんたちは、ネオフェニックスのオフィシャルソングも歌ってくれているんですよね?
堀さん: はい。FANTASTICS from EXILE TRIBEの最新曲『Winding Road〜未来へ〜』を、今シーズンのオフィシャルソングにしていただきました。聴く人の背中を押して、一歩踏み出す力を与えられる内容の曲なので、ネオフェニックスの勝利を後押しできると思います。試合会場で、選手の皆さんはもちろん、ファンの気持ちも盛り上げていきたいですね。
ところで今日はネオフェニックスの社会貢献活動について伺いたいんですが、これまで、どのような活動をされてきたんですか?
工藤さん: 少し前になりますが、病と闘っているお子さんや養護施設に入っているお子さんたちをホームゲームに招待したことがありました。
堀さん: そういう方がアリーナにいると励みになりますよね!
太田さん: もちろんです。ふだん試合会場では観戦できない人たちが来てくださると、それだけでモチベーションが上がります。「ぜひ、いい姿を見せよう、観てもらおう」という気持ちに間違いなくなりますね。「この人たちのためにやってやるぞ!」って。
寺園さん: 私たち選手はあくまで、お客さまありきなんです。来てくれたお客さま全員に何か感じ取って帰ってもらいたいので、いつでも全力でプレーして、感動してもらって、またアリーナに足を運んでもらいたいと思っています。こういう気持ちを忘れずにプレーを続けていくことが大切だと思います。これって、堀さんのお仕事にも通じるものがありますよね?
堀さん: よくわかります。僕たちのステージの客席にも、いろいろな事情でステージを見に来ることが難しい人たちを招待するスペースが確保されているんです。その席で応援してくれている姿を見ると、太田さんやキャプテンのように、勇気やパワーをもらっているような気がして、さらにがんばれます。
プロサーファーと取り組んだ“ビーチクリーン活動”
堀さん: 最近では、どのような活動をされているんですか?
寺園さん: 残念ながら、今年に入ってからはコロナ禍でイベントなどはできていないんですが、昨年の8月には『PHOENIX Hope ~ビーチクリーン活動&サーフィン体験』を開催しました。チームからも2選手が参加したんですよ。
工藤さん: これは、地元のプロサーファーの萩原健太さんとのコラボレーションで実現しました。ゴミの投棄による海岸の汚染や、南海トラフ地震を想定した避難経路作りを広く知っていただくとともに、サーフィン体験を通してファンとの交流を図りました。
避難経路は決してサーファーのためだけのものではなく、海水浴に来ている人がみんな無事に逃げられるようにするためのものであること。海岸が汚れる原因は、BBQに来る人によるゴミの放置がほとんどであること。でもサーファーたちは毎週のように清掃活動をしていること――そういうことを認識してもらう機会にしたかったんです。
太田さん: 私たちがコラボレーションすることで、ファンの方々も参加してくれます。そして一緒に清掃活動をし、避難経路を見てもらい、一緒にサーフィンを楽しむ。そういう活動をすれば、プロスポーツ選手がこんな取り組みをやっているんだとメディアに取り上げてもらえて、より活動を知ってもらえると思うんです。
堀さん: ファンにとっても、楽しみながら学べるというのはいいですね! ちなみに“PHOENIX Hope”というのは何でしょうか?
工藤さん: 昨年春に、われわれネオフェニックスが立ち上げた、SDGsの達成に向けた推進プロジェクトのことです。実はその前にB.LEAGUEが、同様のプロジェクトである『B.LEAGUE Hope』を立ち上げていて、PHOENIX HopeはB.LEAGUE Hopeと連携しているんです。
堀さん: その2つは、何が違うんですか?
工藤さん: B.LEAGUE Hopeは全国規模での活動です。一方、私たちはこれまで「三遠地域を笑顔で活力のある街に!」という経営理念のもとで活動してきました。ですから、私たちは地域密着型で、より地域社会にフォーカスしたPHOENIX Hopeでさまざまな問題と向き合おうと考えているんです。そんな気持ちで取り組んでいるので、実は、PHOENIX Hopeの最初の活動は、地元の田んぼでの”田植え”だったんですよ。よかったら、その田んぼを見てみますか?
堀さん: 田んぼですか! 予想外の展開ですが(笑)、見てみたいです!
地域密着型のSDGs推進活動”PHOENIX Hope”に取り組む、三遠ネオフェニックス。後編では、堀さんが、PHOENIX Hopeの活動の原点ともいえる田んぼを訪れた様子を紹介していきます。
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