入試シーズンを迎え、受験生の皆さんは最後の追い込みの時期でしょうか。今年はコロナ渦という特殊な環境にあるだけでなく、日本の教育現場は改革の真っ只中。入学試験会場での感染予防対策など、今までのやり方と違う部分も多く、そんな中での受験は不安が大きいことと思います。
でもこの状況は学校だけではなく、社会全体の雰囲気にも似ていると思いませんか?
グローバル化、情報化、気候変動、超高齢社会、少子化など、社会を急速に変えている要因がたくさんあって、私たちはどこへ向かっているのか、わかりにくい世の中です。そのような環境のもとでは、前例に頼って考えを巡らせているだけでは、変化していく世界は理解しきれません。より広い視野を持ってものごとを考え、柔軟に対応する力が必要とされます。そんな新しい発想を持った人材を育成するための教育改革、ということですね。
このような苦境に立たされているのは日本だけでなく、世界中のどの国も同じ状況なのです。そのためOECDは「Education2030プロジェクト」を立ち上げて世界中の知恵を集め、未来の教育について考える場を作り、世界的な教育改革を進めています。